花粉症の抗原って何ですか?
花粉の何に反応して発症しているのでしょうか?
スギ花粉はスギの木から放出された時点では約30ミクロンの球状物質です。
1ミクロンは1メートルの百万分の一。そういうことです。(難)
人間はこの球状物質の何に反応しているのでしょうか?
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この球状物質の外側にも内部にも抗原と呼ばれるものがたくさん含まれてます。
タンパク室だとか分子量数万だとか行ってもピントこないと思いますので詳細はここでは割愛します。
この抗原に人間が持っている防御の仕組みが反応しているのです。
この防御の仕組みが免疫です。
スギ花粉の抗原ならCri j 1,Cri j 2と呼ばれています。
人間はそれぞれの人が持つ防御仕組み(免疫)が何に反応するか違うようにできています。
だから、人によって花粉症があったりなかったり、スギ花粉症だったり、するのです。
余談ですが、この理屈は花粉症に限らず蕎麦アレルギーや卵アレルギーでも同じ理屈です。そういう抗原ですから呼び名もちゃんと持っています。
スギならば有名なものがCri j 1,Cri j 2です。
発音はクリジェイワンとかクライジェイワンというようです。
研究者の間ではこのCri j場号は8くらいまである(見つかっている)ようです。
代表的な花粉症原因植物とその抗原名称を列挙してみます。
ヒノキ:Cha o 1,Cha o 2
カモガヤ:Amb a 1
ブタクサ:Dac g
などなどのようです。
お医者さんの検査はこれ結果を見ているのです
技術が進み、最近はこの抗原精製技術を使って検出キットも開発されています。
大気中にスギ花粉があるかどうかとかがわかります。
聞いただけでも目が痒くなり、鼻水が出てるかかもしれませんが、敵の名前くらい覚えましょうか。